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大正池
北アルプスは、約100万年前から始まった造山運動によって隆起しています。梓川の流れが山脈に深いV字谷を作りましたが、大昔の焼岳噴火により溶岩や火山灰が流れをせき止めました。
やがて、その部分に周辺から土砂が流れ込み平地を作りました。これが、上高地です。
上高地に入って最初のバス停が「大正池」、まさに上高地の入り口といえます。大正池は、その名の通り大正4年(1915)に生まれました。焼岳大爆発によって梓川がせき止められてできた池で、下流の発電用ダムの貯水池として使われています。
現在でも、焼岳の斜面や梓川の上流から流れ込む土砂によって池は埋まり、次第に小さく浅くなっています。昭和54年(1979)8月には、台風の大雨により大量の土砂が流れ込み、当初の1/4まで小さくなってしまいました。景観を維持するためにしゅんせつ作業をして土砂を取り除いていますが、自然の大きな営みを人工的に狂わすことになるのでは……と懸念する声もあります。 |
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大正池からの眺めはとても美しく、遠くに岳沢のカールが見えます(白く雪が残る正面の谷)。澄んだ水面にアルプスの山並みが映り、奥の立ち枯れの木とともに、神秘的な風景を見せています(写真手前のヤナギの上に写っている部分が、大量に流れ込んだ土砂です)。
池にはマガモやオシドリが棲み、仲良く遊んでいました。 |
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奥穂高岳
岳沢の奥の平らな部分が、標高3190m日本第3位の奥穂高岳です。左側に西穂高岳、右側に前穂高岳と明神岳が連なっていきます。
あの山並を目指して、上高地から登山に入る人も多くいます。
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焼岳
大正池のすぐ横にあるのが、焼岳。北アルプス唯一の活火山です。明治末期と大正初期の活発な活動により、現在のような形になりました。
最近では昭和37年(1962)6月に爆発し、噴火による浸食谷や梓川をせき止めた泥流の爪痕が、今でも生々しく残っています。 |
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自然研究路
大正池から田代橋を経て、河童橋まで続く自然研究路。全長約2km、片道1時間ほどの探求コースです。梓川の流れと焼岳を眺めながら進む「梓川コース」と、森林浴をしながら木道を進む「林間コース」があります。
途中15カ所に木製の解説版が立っているので、読みながら歩くと上高地の自然を学ぶことができます。鮮やかな緑を見て、可憐な花を探し、鳥の鳴き声を聞きながら、ゆっくり散策します。もちろん、「とる」のは写真だけにしましょう。 |